夜明け前の最も暗いとき

技術的なやったことをメモするブログ

電気通信主任技術者の受験記

昨年は電気通信主任技術者(伝送交換)を受験し、合格したのでそのときのメモです。

受験時にはすでに下記の資格を持っていました。

工事担任者(総合種)を持っていたので「システム」「設備」「専門」「法規」のうち「システム」は免除となりました。また、 基本情報処理技術者をもっているので「専門」はデータ通信を選択しました。

「設備」「法規」の試験対策として次の過去問を買いました。資格勉強では過去問は必須です。

過去問は多くの問題が収録されているものが良いです。調べたところこの本が一番収録されていました。「専門」を除く「システム」「設備」「法規」が収録されているので科目ごとに過去問を買う必要もありません。

「専門」については公式サイトの過去問4回分を使いました。この過去問は解説がないので自力で解答の理由を導く必要があります。しかし、 基本情報処理技術者試験を受けていればおおよそ解答の見当が付きます。基本情報処理技術者試験に出題されないような通信系の問題はルータなどの通信機器を扱った経験があれば難しくないでしょう。

 

 また、参考書は今回購入しませんでした。

「設備」に関しては工事担任者で電話機の通信方式(DPやISDN)、無線や伝送時の符号化について、基本情報処理技術者でMTBFや情報セキュリティといったトピックについて理解しているのであれば参考書は不要だと思います。自分の周りではオーム社のテキストを使っている人が多かったです。

「法規」に関しては丸暗記です。過去問を1周すればどんな問題が出題されるか、どれが正解なのか分かるようになります。法律用語や解釈に不慣れであれば参考書を購入するのも一考です。

電気通信主任技術者試験 これなら受かる 法規(改訂3版)

電気通信主任技術者試験 これなら受かる 法規(改訂3版)

 

 勉強時間は二か月ほどです。「専門」「設備」を優先的に取り組みます。「法規」は一か月ほど時間があれば暗記できます。平日に1~2時間、休日に4~5時間あれば問題集を2~3周できると思います。

試験当日は結構時間が余りました。問題集を2周できていればスラスラ解けると感じました。自己採点では80点ぐらい取れてました。

仕事でこの資格を使うようなことはおそらくありませんが、ネットワーク技術者なら知識をつけるためにも挑戦するのはありだと思いました。また、陸上無線技術士試験では2科目免除を受けられるので次の資格として挑戦すると良いです。私も次は第一級陸上無線技術士を受けました